かつて年一回正月三日に毘沙門堂の唐戸を開き、ご本尊様の暖簾をあげご開帳。毘沙門天を信仰する人々が各地から集まり、我先に参拝しようともみ合い、押し合う。その暑さと年頭にその年の除災招福を願う心から水行して参前する。これらのことが混じりあって次第に裸になる者が多くなりついには全員裸でご本尊様に額つくようになり、今年より三月第一土曜日に日を改め行なわれる。そして祭典の準備・警護・進行を「浦佐多聞青年団」が取り仕切る。満30歳までの若者は当日までの数週間、四足二足を食さず毎日水行をし、身も心も清め指揮に当たる。 |